山形・蔵王の地から、精密抜型技術を世界へ

高橋型精・会社全体写真

株式会社高橋型精は、1943年創業の精密抜型メーカーです。創業以来80年以上にわたり、刃組技術と彫刻刃型技術を磨き続け、電子部品や光学フィルムなど多彩な分野で高い評価を得ています。

本社は山形県山形市・蔵王松ヶ丘。自然豊かな環境の中で、熟練技術者によるものづくりを続けています。試作から量産まで一貫生産できる体制を整え、「設計・製作・プレス加工」をワンストップで対応する柔軟性が特長です。

目次

  1. 1.事業内容紹介
  2. 2.困りごと解決事例
  3. 3.加工できる主な材料
  4. 4.会社情報

1.事業内容紹介

● プレス加工

高橋型精では、抜型の製作だけでなく、試作・量産のプレス加工にも対応しています。自社のプレス設備と高精度抜型を組み合わせることで、微細形状・複雑形状でも安定した品質を実現。お客様の「まずは試したい」「小ロットで検証したい」といった要望にも柔軟に応えます。
特に、機能性フィルム・光学フィルムなどの難加工素材では、長年の経験に基づいた条件設計により、精密な抜き・打ち抜きが可能です。

プレス加工

● 精密抜型の製造

高橋型精が手がける抜型は、電子部品やディスプレイ材料、樹脂・ゴム・紙・合皮など、多様な素材に対応する高精度仕様。熟練の刃組技術と、独自の彫刻刃型技術を融合させることで、他社では難しい±数μmレベルの精度も実現しています。
また、設計段階から加工条件を想定した抜型設計を行うため、成形後の寸法安定性や形状再現性にも優れています。

高橋型精の金型

● 高橋型精の強み

業界でいち早く精密抜型分野に進出し、業界トップクラスの技術力を有しています。同業他社では難しい高精度な抜型の提案・製造が可能で、品質・再現性・コストバランスの最適化を実現。長年の実績と信頼を背景に、ものづくりの現場から高評価を得ています。

2.困りごと解決事例

  • 課題①:フィルムの切断面が不均一で、歩留まりが悪い
      → 刃角度・刃先仕上げを最適化した抜型提案により、切断面品質を改善。
        製品の歩留まりが大幅に向上。

  • 課題②:小ロットの試作段階でコストがかさむ
      → 試作~量産まで一貫対応する体制を活かし、試作型の流用と段階生産を提案。
        初期費用を抑えつつ短納期化を実現。

  • 課題③:複数素材を重ねた複合材の抜き精度が出ない
      → 多層構造に対応した専用刃設計を実施。圧力分布を均一化することで安定生産を達成。

こうした事例からもわかるように、高橋型精では「抜く」技術だけでなく、お客様の工程課題そのものを一緒に解決していく姿勢を大切にしています。

高橋型精 作業風景

3.加工できる主な材料

分類 主な対応素材例
機能性フィルム 光学フィルム、導電フィルム、拡散フィルム、偏光板
電子部品関連 絶縁材、銅箔、粘着テープ、スペーサー
樹脂・ゴム PET、PP、PE、シリコンゴム、ウレタンゴム
紙・合皮・繊維 工業用紙、合成皮革、不織布、クロス素材

用途やロット、形状に応じて最適な抜型を設計・製作。
難加工素材や複合材などにも柔軟に対応します。

金型検査風景

4.会社情報

社名: 株式会社 高橋型精(たかはしけいせい)
所在地: 〒990-2338 山形県山形市蔵王松ヶ丘1丁目1-35
事業内容: 精密抜型製造/プレス加工
公式サイト: https://tk-keisei.com
担当 営業 森田/大宮

高橋型精ブランドロゴ