韓国・金泉（Gimcheon）を拠点とするSilicone Valley Co., Ltd.（以下、シリコンバレー社）は、2003年に設立され、熱管理・電磁波遮蔽・クッション材の分野で高性能なシリコーン材料を提供する、技術志向型の企業です。
企業沿革と事業展開
2003年の創立以来、当社は熱リサンプリングを目的とした材料開発にフォーカスし、2006年には自社R&Dセンターを開設。ディスプレイ・モバイル機器・メモリストレージ・民生機器・エネルギー応用・ネットワーク機器・電気自動車バッテリー・セミコンダクター加工装置など、さまざまな分野に向けた材料部品の量産に成功しています。
主な製品ラインナップと特徴
1. 熱インターフェース材料（TIM）
熱伝導性に優れた各種シリコーン製パッド・シート・グリース・PCM（相変化材料）・ポッティングゲル・RTVシリコン・ヒートスプレッダーなど、多彩な形状と素材をラインナップし、回路部品の長期信頼性をサポートします。
特に、STGシリーズでは熱伝導性が最大13 W/m・Kを誇り（STG 9011やSTG 1317など）、耐-50〜200 ℃、UL94 V 0相当の耐炎性も備えています。
2. 電磁波吸収材（EMI吸収体）
高透磁率（μ′：20～550＠1 MHz）を有するフレキシブルなシリコーンシートとして、電子機器内部での電磁波ノイズを効果的に軽減します。高周波環境下での信頼性向上にも貢献する製品です。
3. シリコーンフォーム
耐熱性・難燃性・機械的弾性に優れたフォーム材で、衝撃吸収やクッション特性を活かして、輸送用緩衝材、自動車バッテリー保護などに採用されています。製品密度は0.2～0.55と軽量設計が特徴です。
4. その他シリコーン応用材料
ACFボンディング用シート、セルフフューズテープ、シリコーンガスケット、透明OCA接合材、導電性シリコーン（EMI遮蔽用）、射出成形やチクソロジー向けのツールパッド・モールド材料など、多彩に展開しています。
製品が活躍する応用領域
当社の材料は、ディスプレイモジュールの熱設計、モバイル機器のEMI対策、電気自動車バッテリーパックの衝撃保護、さらには半導体装置の熱マネジメントや振動緩衝用途など、多岐にわたる産業分野で採用実績があります。
技術品質と顧客基盤
ISO 9001、ISO 14001、ISO 45001、IATF 16949、KS Q 9100D（AS 9100D）など、複数の国際的品質規格を取得しており、高い品質保証体系を備えています。
代表的な顧客としては、LGグループ（LG Electronics、LG Energy Solutions、LG Displayなど）、Samsung Electronics、SK Hynix、Hyundai KEFICO、Doosan Electronics、Hansol、BOYDなど、主要韓国企業を含む100社以上が名を連ねています。
会社所在地・お問い合わせ先
本社および第1工場は以下の通りです：
所在地（本社／1工場）
34, 4Gil GongDan, Gimcheon si, GyeongBuk Do, 39537, Korea
第2工場
30, 4Gil GongDan, Gimcheon si, GyeongBuk Do, 39537, Korea
電話（本社）：+82 54 437 0878
電話（営業担当）：＋82 10 3714 3270
メール：songdesu@siliconevalley.co.kr
ウェブサイト：www.siliconevalley.co.krsiliconevalley.co.kr
まとめ
Silicone Valley Co., Ltd. は、確かな技術力と品質基盤を背景に、熱管理・EMI対策・衝撃緩衝という重要なニーズに応えるシリコーン材料ソリューションを提供する、信頼性の高いパートナーです。今後も、エレクトロニクスをはじめとした幅広い産業領域での展開が期待されます。