「捨てずに使い続けること」「技術と地域を未来へつなぐこと」。石川県能登半島・七尾市を拠点とする株式会社エフラボは、この理念を企業の根幹に据え、『日本最大の椅子再生工場』として、業界の新たな価値を創出しています。ホテルやレストラン、結婚式場などを中心に年々需要を拡大し、再生事業を通じて産業と地域を再活性化する存在です。

株式会社エフラボ・製造風景

技術力と新事業領域への挑戦


熟練職人による確かな技と品質


エフラボの強みは、椅子張り・木工・塗装・裁断などを担うシニア職人が多彩なバックグラウンドを持ち、技能を継承していることです。家具職人や縫製工、木工など異業種からの転職者も多く、技術の幅と柔軟性に富んだチームがクオリティを支えています。

株式会社エフラボ・製造風景の画像

工場力と地域密着のネットワーク

本社工場(石川県七尾市)に加え、山梨工場(山梨県大月市)も構え、全国規模の再生ネットワークと生産体制を整備。また、法人・個人問わず対応する柔軟性を備えています。

新技術・新事業「C・LABO」で推進するサーキュラーな未来

エフラボが新たに展開する「C・LABO(サーキュラーラボ)」は、廃棄予定の家具やB品を再生し販売する試みです。リファビッシュされた家具に新たな命を吹き込み、「サーキュラーエコノミー(循環型経済)」に資する存在として注目されています。

こうした取り組みは、産業廃棄物の抑制だけでなく、地域の雇用創出や職人技の継承、SDGsにも直結しています。

株式会社エフラボ・製造風景

再生品質を支える5つの要素

1.熟練技能の継承:多様な職人が技をつなぎ、精巧な修理・補修を実現。
2.拠点戦略とネットワーク:七尾・山梨の工場を軸に、全国対応の体制を構築。
3.SDGsへの貢献:「壊れて捨てられた椅子」に再価値を与え、循環型社会に寄与。
4.新サービスの創出:「C・LABO」によるリファビッシュ家具の提供は、新たな商品開発力を発揮。
5.顧客との直取引:中間業者を削ぎ落とし、要望を直接伺う営業スタイルを確立。

会社情報

株式会社エフラボは、石川県七尾市中島町小牧19番地1009-3に本社・七尾工場があり(TEL:0767-66-2111)、山梨県大月市にも山梨工場(令和2年設立、社員約21名)を構えています。

株式会社エフラボの会社ロゴ

結びに

エフラボは、単なる修復工場ではなく、「椅子」に込められた思いと技術を未来へつなぐプロフェッショナルです。Polishing Hubでは、今後もこうした企業の取り組みを丁寧に紹介し、サステナブルなものづくりの未来をともに応援してまいります。