はじめに
ものづくりの最終工程を左右する研削・研磨作業において、職人の高齢化による技術継承や作業効率の向上は製造現場の大きな課題です。特に金型や精密部品の鏡面磨きは、高度な熟練技術を要します。本記事では、昭和10年の創業から研削・研磨の総合商社として機能しながら、独自の研磨装置「鏡面ショットマシン SMAP」を展開して現場の課題を解決する東洋研磨材工業株式会社について解説します。
東洋研磨材工業はどんな会社か
東洋研磨材工業株式会社は、東京都港区三田に本社を置く研削・研磨の総合商社です。昭和10年の創業以来、半世紀以上にわたり研削・研磨に関する情報収集と技術ノウハウの蓄積に努めてきました。
商社×メーカーのハイブリッド体制
① 商社機能
メーカーの製品に独自の知見を加味して提供。国内トップメーカーの高品質な研磨材・砥石を幅広くラインアップしています。
② メーカー機能
「鏡面ショットマシン SMAP」などの革新的な研磨装置を自社で開発・製造。現場課題を解決するソリューションを提供しています。
この2つの機能を組み合わせた、ハイブリッドな表面処理ソリューション企業です。
製品・サービスの特徴
東洋研磨材工業の事業は、「専門商社としての資材・機器販売」と「自社製研磨装置の製造・販売」の2軸で展開されています。
資材・機器販売
レゾナックの研削材、日本特殊研砥やクレトイシの各種砥石、マイポックスや三共理化学の研磨布紙・ベルト、旭ダイヤモンド工業の超砥粒砥石など、日本を代表するトップメーカーの高品質な製品を幅広くラインアップしています。
SMAP製造・販売
独自の研磨システム「鏡面ショットマシン SMAP」シリーズを製造。エアーを使わずゴム質の弾性研磨材(メディア)を投射することで、金属を誰でも簡単に鏡面化できる画期的な装置です。手加工用の小型タイプから広範囲加工用、極小部品特化型まで複数モデルを展開しています。
技術・品質・こだわり
鏡面ショットマシン SMAP には、現場の課題解決に直結する7つのメリットがあります。特別な技術を必要とせず、微細・複雑な形状にも対応できる点が大きな特長です。
作業が易しい
ワークをメディアに当てるだけで研磨できるため、特別な技術は不要です。未経験でも短期間で技術習得が可能です。
微細・複雑形状の磨きに対応
メディアがワーク形状に沿って流れるため、刃物・工具・金型など複雑な形状にも対応できます。
乾式研磨で後洗浄が簡単
水も油も使用しないため作業BOXが曇らず、加工後はエアブローでメディアを落とせます。
研磨条件を自由に設定
ワークの形状に合わせて、ノズル幅・投射速度・投射量をコントロールできます。
メディアの種類が豊富
様々な材質・形状に合わせて選定でき、テスト加工で目的に合ったメディア選定をサポートします。
メディアの再生でコストダウン
本体で研磨材(メディア)の再生作業ができるため、ランニングコストを抑えられます。
大きさ・形状に合わせた機種を選択可能
SMAP-Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型、A1型、ⅡF型、W型など、目的に応じた豊富なラインナップから選べます。
外側から加工状況を見ながらムラなく磨けるため、品質安定化と作業環境の改善を同時に両立できます。
さらに、東京本社のテストセンターに加え、大阪・名古屋の営業所でも無償で立会テストやサンプル加工を受け付けており、導入前に仕上がりを確認できます。
活用分野・市場
同社が提供する製品や「SMAP」技術は、精密な表面処理が要求される多種多様な製造分野で導入されています。
金型・工具分野
高齢化による職人不足が深刻な金型磨き工程において、誰でも短時間で鏡面仕上げができる代替技術として導入され、工具の長寿命化にも貢献しています。
金属加工・自動車部品分野
複雑な形状を持つ金属部品の微小なバリ取りや、摺動面の均一な鏡面磨きに活用されています。
ガラス・樹脂分野
ガラスやアクリルといった樹脂製品の光の反射による虹目(にじめ)を除去し、透明度を向上させる用途にも採用されています。
まとめ
東洋研磨材工業株式会社は、研削・研磨のプロフェッショナルとして、資材の提案から自社製装置「SMAP」による工法革新までを網羅する総合ソリューション企業です。長年の歴史で培った確かな商社ネットワークと、製造現場の課題を解決するメーカー開発力を組み合わせることで、技術継承やコスト削減に悩むエンジニア・購買担当者の期待に応え続けています。無料のサンプルテストから具体的な改善策を導き出せる、信頼性の高いパートナーです。
企業情報
東洋研磨材工業株式会社は、研磨材・研削材・研磨機等の販売、および独自の鏡面ショットマシン「SMAP」等の製造・販売を行う研削研磨の専門企業です。
東洋研磨材工業株式会社
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