岩手県奥州市前沢に工場を構える有限会社鈴忠製作所は、ダイカスト製品の研磨・仕上げを専門とする企業だ。機械では難しい複雑形状の手作業仕上げと、研磨からバリ取り・歪み取りまでの一貫対応力を強みとしている。

目次

  1. 機械では届かない、手作業の仕上げ技術
  2. 研磨からバリ取り、歪み取りまでの一貫対応
  3. 縮小する業界の中で、確かな技術への誇り
  4. まとめ

機械では届かない、手作業の仕上げ技術

同社が手がけるのは、チェーンソーやボートのモーター部品、カーナビ部品など、アルミ・マグネシウムのダイカスト製品の研磨加工だ。ベルト研磨などの手作業によって、職人技ともいえる精度で仕上げている。

手作業が強みを発揮する場面

・機械加工では対応しきれない複雑形状

・製品内側の仕上げ

・ゲートカット後の微調整

主な加工対象

チェーンソー部品/ボートのモーター 部品/カーナビ部品

鈴忠製作所_手作業研磨

研磨からバリ取り、歪み取りまでの一貫対応

同社の特徴は、研磨だけにとどまらない工程の広さにある。バフレース、レジンベルダー、ゲート加工機といった設備を活用しながら、季節や需要変動(中国からの突発的な大口注文など)にも柔軟に応じる受注体制を築いている。

対応工程

研磨(手作業・機械)/ショットブラスト/プレスによるバリ取り/歪み取り

鈴忠製作所_作業風景

縮小する業界の中で、確かな技術への誇り

研磨業者の減少や、ダイカストメーカー側での機械加工の発達による工程削減など、業界を取り巻く環境は厳しさを増している。取材の中でも、同社からは今後の見通しに対する率直な危機感が語られた一方、独自の技術については確かな自負がうかがえた。

厳しい環境だからこそ、幅広いワークの形状・サイズに応じられる柔軟性が、同社の立ち位置を支えている。

鈴忠製作所 仕上げ作業

まとめ

鈴忠製作所は、機械加工では対応しきれない複雑形状の仕上げと、研磨から歪み取りまでの一貫対応力を武器に、厳しさを増す業界環境の中でも独自の立ち位置を築いてきた専門工場だ。

鈴忠製作所_外観

有限会社鈴忠製作所

代表者

鈴木 延実

岩手事業所操業

1985年10月

従業員数

19名

主な事業内容

ダイカスト製品研磨・仕上げ加工/手作業による複雑形状仕上げ/ショットブラスト・バリ取り/歪み取り加工

所在地・連絡先

〒029-4206 奥州市前沢駒水18-395
TEL 0197-56-7099

公式サイト

なし

備考

本社:埼玉県所沢市(1964年創業)